掃除をするということ
掃除はこまめにすればいいと思っていても、なかなかそうもいかないのが現状です。
別に それほど汚くしているとは思わないけど、かといって威張れる程キレイじゃないのは事実。掃除をすると気持ちがいいし、運が向くっていうし、常日頃こまめにしようと思うんですけどね。
『評価と贈与の経済学』(内田樹・岡田斗司夫 徳間書店)を読んでいたら内田樹さんが「掃除は無意味だから子供にさせた方がいい」と書いていました。「掃除ってした瞬間から汚れはじめる。だから、意味がないように思ってしまうけど、その意味のないように見えるものの中に意味がある」というのです。「はかなく移ろいやすいもののうちに命の本質が宿っているから」と。
凄い事言いいますね。さすがです。確かに、言われてみればそういうことか。
掃除をためらう事ってよくある。やれば、気持ちがいいのはわかっているのに。おそらくどっかで「どうせ汚れるから」という言い訳が働いてしまっているんでしょう。
この本ではさらに「人間の生きる世界で、人間的な秩序を保つというのはエンドレスの作業なんだけど、お掃除していると、その宇宙の真理に目覚める」とまで書かれていました。深いです。