カトウのブログ

観た映画や読んだ本、その他について

2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

無知ということ

最近「修業論』(内田樹・新書)という本を読み始めました。そこに無知について書かれていました。 「無知とは知識の欠如ではない。そうではなく、知識で頭がぎっしり目詰まりして、新しい知識を受け入れる余地がない状態のことを言う。」 どんなことでも「…

刺さる言葉

トイレで去年のTVブロス(2012年10月)のコラム『あの娘と、遅刻と、勉強と』を読んでいたら、ふいに刺さる言葉に出会ってしまいました。この回は岡村靖幸氏と水道橋博士氏の対談。水道橋博士氏は髙田延彦氏の『覚悟の言葉』という本を読んで、「親友はいら…

映画「別離』

イラン映画の『別離』(2011年イラン・アスガル・ファルハーディー監督)を見ましたが、とても良かったです。ベルリン国際映画祭やアカデミー賞でも賞をっているという作品とのことですが、最近見た中ではピカイチの映画でした。 イランの社会情勢はよくわか…

貧困大国・貧困ビジネス

前にドラマ「震える牛」のことを書きました。食品偽装の話で実際ありそうな裏の現実という内容で恐ろしかったのですが、最近読み始めた「(株)貧困大国アメリカ」(堤未果・岩波新書)はさらに根が深く、逃げようのない感じの恐ろしい現実が書かれていまし…