カトウのブログ

観た映画や読んだ本、その他について

ビジネスって

先日何気なくテレビを見てたら、6歳の男の子が「難病の友達のために、絵本を自作してそれを販売し、その収益で友達を救おう」と考えたという話を紹介していました。結果1億円近くの収益を得たということです。海外の話なんですが、そんな事ってあるんですね…

数奇な人生

映画『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(2008 デビット・フィンチャー)を見ました。おじいさんで生まれて、どんどん若返っていくとう話です。なんだか、人の変化というのが明確に示されてる感じの映画でしたね。主人公だけがどんどん若返り、他のみんな…

サッカー展

先日、アンディ・ウオーホルの作品がフロッピーディスクから発見されたというニュースがありました。それを聞いて、ウオーホルが「現在生きていたら、3Dプリンタで作品をつくっただろな」とか「ウエブやSNSも活用したんじゃないか」って感想を言っていた人が…

書体入門

『本を読む人のための書体入門』(正木香子著・星海社新書)を読みました。普段、チラシやリーフレットを制作している仕事柄、「この印刷物にはどんな書体がいいかな」などと毎度考えているのですが、「なるほど書体ってそういう風に考えて、接するものなん…

万年時計、驚きました

ニュースで最近人気の音楽配信サービスの話をしていました。なんでも、AI(人工知能)によって、その人の好みの曲を提供してくれるサービスのようです。例えば「悲しい」とか「楽しい」とかのワードを選択すれば、その人好みの曲を2000万曲の中から選んでく…

好きな小説家

村上春樹を読みはじめました。「羊をめぐる冒険」の上巻を読み終わったところです。合わないんじゃないかって漠然と思っていたけどそんな事なかったですね。けっこう面白いです。謎に包まれていて、これからどんな展開になるのか?下巻が楽しみです。 先日、…

絵の値段

ラジオを聞いていて知ったのですが、ゴッホは生前に売れた絵は1枚だけだったらしいです。ゴッホが生きている間に絵がほとんど売れなかったという話は聞いた事あったけど一枚だけだとは。ゴッホの死後、絵は評価され始めたらしいのですが、生きているときに評…

悲しみの感情

「人から悲しみの感情が失われてきている」 アメリカの人工知能を研究している教授が言った仮説です。ソーショシャルメディアなどは様々に自分を擬態しながらコミニュケーションを行っている傾向が見られる。そんなコミニューケーションが脳に影響を与え、そ…

クラッシュ

映画『クラッシュ』(2004/米/ポール・ハギス)はすごくいい映画でした。 アメリカ、ロサンジェルスを舞台の人間模様というんでしょうか。 いろんな人種や様々な立場の人たちがいて、そこには偏見や差別や立場の違いが至る所にあるからなのか、どこかそれ…

村上春樹を読もうか迷ってます

前から村上春樹を読んでみようと思っていながら読まずにいます。どうしてかははっきりしないけど、自分には合わないんじゃないか?とどこかで思っているんですよね。背中がムズかゆくなるようなイメージ。読んでないのに。 そんな感じで村上春樹に躊躇してい…

恐怖のメロディ

クリント・イーストウッドの1971年の映画『恐怖のメロディ』を見ました。 内容は気にせず、イースドウッド作品ということで見始めたのですが、これが見事なストーカー映画でした。(見事というのは映画として見事ということだけど。) イーストウッドは被害…

花見

いよいよ消費税がアップして、ニュースを見ると皆それぞれ慌ただしいというか、混乱とまではいかないまでもそわそわ感があるような。そんな中、さいたまの天気はよく晴れ渡って、世間の騒ぎとは遠くはなれてとてもいい気持ちです。 大宮駅に行ったついでに大…

それがどうした

消費税変更ということで、俄にドタバタとしている感じがします。自分の仕事にも多少影響がでていて少し困ったなという事態も。まあ、じきに解消されると思うけど。 作家の伊集院静さんが競輪場の近くの飲み屋で店主に「競輪で負けてぼやく客にひと言で黙らせ…

希望の国

かなり前にHDに録っておいた園子温監督の映画「希望の国」をようやく見ました。地震による原発事故に直面した人たちの話でした。 やはり重くのしかかるものがありましたね。年老いたお母さんが「早く帰ろうよ」というのが口癖。その辺一帯が汚染されていて、…

季節を感じるには

だいぶ暖かくなってきました。関東での桜の開花も目前という感じではないでしょうか? 先日、ラジオを聞いていたら、あるクリエーターの人が浅草に引っ越したら体調が良くなったという話をしていました。仕事柄あまり時間にメリハリのない生活をしていて季節…

品川の月

2012年、喜多川歌麿作の巨大掛け軸「深川の雪」が発見されたとのことです。 「深川の雪」は「品川の月」と「吉原の花」との三部作ということです。しかし、この三作ともが明治時代にフランスに流出し、その後「品川の月」と「吉原の花」がアメリカへ渡り「深…

焼きそばのほぐし方

このところビットコイン取引所のサイトがアクセス不能になったと盛んにニュースで伝えていますね。ビットコインとは無縁なので、これに関してそれほど関心はないのですが、ネットがらみのものっていろいろわからないことが多くなってきていて、どう向き合っ…

安部公房の友達

安部公房の「友達」を読みました。この間飲んだときに酔った友人がわざわざメモに書いて勧めてくれた本です。人からすすめられた本や映画は、極力読んだり観たりするようにしているので買ってみたのですが、正直最近は半沢直樹でおなじみの池井戸潤の小説を…

ポエムの言葉

最近、いろいろなところでポエム的な言葉が目立っているらしい。ポエム的な言葉とは「夢」だとか「勇気」だとか「仲間」だとか「希望」だとかのやさしい言葉を使った言い回しだったりスローガンだったり。言われてみれば確かに。すでに自治体の条例など公共…

ビジネス本を読む

サッカーの本田選手がACミランへ移籍してすぐに得点をとって話題をさらってます。たいしたものですね。ぼくもサッカーファンなので気になっていたのですが、念願かなっての移籍そうそうの活躍、さすがです。加入の会見でも多くの日本人の心は掴まれた感じで…

物語の力

先週のNHK「クローズアップ現代」を見ていたら、「物語の力が社会を変える」という内容で放送されていました。そこで語られていたのは、物語を共有することが人々をつなぎ、動かし、一人一人の当事者意識を高めるということでした。カリスマリーダーに頼るの…

エドワード・ホッパー

デビッドリンチは画家のエドワード・ホッパーに影響を受けているらしいことを知って、早速ネットで探してみましたが、見てみると確かにリンチの映画の雰囲気。それもそのはずで、リンチの映画の絵図作りはホッパーの絵をかなり参考にしているということでし…

プロセス

少し前ですがニュースで、スプレーアートで世界的に有名なアーチストのバンクシーの作品を名前を伏せてニューヨークの路上で売られたと伝えていました。売値は1枚60ドルだから6000円くらい。だけど売れたのは7枚だけだったそうです。このバンクシーの描いた…

映画『アカシアの通る道』

『アカシアの通る道』とうい映画を見ました。アルゼンチン・スペインの映画で舞台は南米、パラグアイからアルゼンチンのブエノスアイレスへトラック運転手のおじさんが人に頼まれて赤ちゃんとそのお母さんである女性を乗せていくというただそれだけの映画。…

スマホ依存

ニュースで見たのですが、どうも現在のアメリカ人もスマホ依存が酷いらしいです。ちょっとした社会問題。スマホ依存を警告するCMもあるようです。 スマホ依存ということでは日本も同じ。 ぼくも電車に乗っていて、向かいに座っている人がみんなスマホを見て…

師匠

『苦役列車』の西村賢太氏は藤澤清造の没後弟子を自称しているとのこと。小説を読んでたらそんなことが書かれていました。そういえば内田樹氏もレヴィナスという哲学者を思想における師匠と書いていたような。 ということは、勝手に誰かを自分の師匠にしてし…

無知ということ

最近「修業論』(内田樹・新書)という本を読み始めました。そこに無知について書かれていました。 「無知とは知識の欠如ではない。そうではなく、知識で頭がぎっしり目詰まりして、新しい知識を受け入れる余地がない状態のことを言う。」 どんなことでも「…

刺さる言葉

トイレで去年のTVブロス(2012年10月)のコラム『あの娘と、遅刻と、勉強と』を読んでいたら、ふいに刺さる言葉に出会ってしまいました。この回は岡村靖幸氏と水道橋博士氏の対談。水道橋博士氏は髙田延彦氏の『覚悟の言葉』という本を読んで、「親友はいら…

映画「別離』

イラン映画の『別離』(2011年イラン・アスガル・ファルハーディー監督)を見ましたが、とても良かったです。ベルリン国際映画祭やアカデミー賞でも賞をっているという作品とのことですが、最近見た中ではピカイチの映画でした。 イランの社会情勢はよくわか…

貧困大国・貧困ビジネス

前にドラマ「震える牛」のことを書きました。食品偽装の話で実際ありそうな裏の現実という内容で恐ろしかったのですが、最近読み始めた「(株)貧困大国アメリカ」(堤未果・岩波新書)はさらに根が深く、逃げようのない感じの恐ろしい現実が書かれていまし…