カトウのブログ

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冥土のみやげ展へ行きました

東京藝大美術館の「うらめしや~ 冥土のみやげ展」へ行ってきました。

怪談噺の原作者としても知られる江戸末期から明治の落語家三遊亭圓朝ゆかりの幽霊画を中心に展示するという企画。ということで、まずは当時の圓朝にまつわる資料がいくつか展示されていていましたが、それをみるとやっぱり当時とすればある意味スター的存在だっだのがわかりました。ぼくは人情噺の「文七元結」が大好きなので圓朝関連の資料がみられたのは、期待してなかっただけにうれしかったです。

 

金曜日で人の入りはどんなかなと思って行ったけど、まあまあの賑わい。みんな美術好きですね。そんな人が多い中幽霊画を観ても怖さは半減だったけど、ただその中で松岡映丘の「伊香保の沼」って作品はゾッときましたね。他と比べてもかなり大きい作品で、きれいな伊香保の沼の岩に美人が座っているとうだけの絵なのに、なんだか怖い。静かで人も景色も美しいだけに心理的に迫るものがありました。

そうそう、それと曾我蕭白の「柳下鬼女図屏風」が見られたのはのラッキーでした。まさか蕭白を観られるとは思っていなかったので。

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