カトウのブログ

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悲しみの感情

「人から悲しみの感情が失われてきている」

アメリカの人工知能を研究している教授が言った仮説です。ソーショシャルメディアなどは様々に自分を擬態しながらコミニュケーションを行っている傾向が見られる。そんなコミニューケーションが脳に影響を与え、その結果、感情の捏造が繰り返えされ、「悲しい」と感じる脳の部位が反応しなくなりはじめているということらしい。

 

「悲しみの感情」は、自分や他人の行動に対する正義感や罪悪感といった複雑な感情を形作るベースになっているものなので、このような捏造感情によって、モラルやマナーの低下が起きているのではないかということでした。

 

にわかには信じがたい気もするけど、現在のネットやメールの多様によって何かしらの感情の変化はあるかもしれないと自分自身と照らし合わせてみても思ってしまいました。

それに、悲しみの感情が複雑な感情のベースになっているというのが面白い。確かに、そう言われれば「悲しみの感情」はいろいろな行動に強く影響を与えそう。この教授の言う事を信じるなら、世の中便利になっていると思っている一方で、かなり大事なものを失っているということだな。