カトウのブログ

観た映画や読んだ本、その他について

震える牛

wowowで放映されているドラマ「震える牛」が面白い。

 社会派ドラマというのでしょうか。食品偽装がテーマになっています。何年か前に食品偽装がワイドショーをにぎわしていましたが、その頃の事件を彷彿とさせます。いよいよ最終回で悪い奴らがどうなるのか?警察内部と大手スーパーの癒着がどうなるのか?楽しみです。

 

このドラマ、古田新太演じる食品偽装をしている食品加工会社の社長がひどく気持ち悪くって不気味なんですよね。しかもこの会社の作り出す偽装肉がすごくって、いろんなくず肉や訳の変わんない部位や腐っている肉を混ぜて肉を作り出すんですけど、その加工しているところの映像がどうにも気色悪い。社長は天才的にくず肉を調合していい味(美味しい肉)に仕上げる、というありそうな話も不気味。でそれが、スーパーやファミレスで当たり前に出されていて、みんな何も知らずにおいしそうに食べている。ほんとゾッとします。さらに、狂牛病(BSE)も絡んでくるのでシャレにならない。

これを見た後、パンバーグをファミレスで食べる気にはなれないです。そういえば最近巷では、実際に理解しがたい安さで売られている食品がけっこうありますよね。そういう商品を見るとどんな裏があるかわからないと、今まで以上に考えてしまいます。もちろん、企業努力でその値段で出している商品がほとんどだとは思いますが。

 

 そういえば、先日ラジオを聞いていたら、アメリカで活動中のジューナリストが、アメリカでは企業の不正や政治の問題などがあった場合、誰かがドキュメントにして発表するが、日本ではそういうことをする人がいないと言っていました。確かに、そうかも。我々にも分かりやすくドキュメントを作ってくれるといろんな問題が理解できるし、何が起きているのかを知ることができるでしょう。日本では最近、ブラック企業とかの問題が取り上げれていますが、それも果たしてどうのように判断していいのか、もっと材料が欲しいなと思うこともあります。ネットで調べてもイマイチ壁にぶつかって思考が停止してしまうこともありますしね。

 

とにかく、このご時世、儲けるために無理をする人も出るのは想像がつく。特に食べ物に関しては自分で判断できる材料が欲しい物です。

 

そういえば、今後、食品の値段がぞくぞくと上がるようですね。マヨネーズが17年ぶりに値上げといいますし、ハウス食品は11月から1月にかけて 120品目を順次値上げを発表していました。その他、味の素も値上げを発表してますし、その他の会社も内容量の調整をするなど、実質値上げということになるのでしょう。急激な円安や原材料の高騰だから理解できます。というより、こんなドラマ見てしまうと値上げしてくれた方がむしろ安心なんて思ってしまいます。