カトウのブログ

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アメリカの職場でやってはいけないこと

アメリカの「職場でやってはならない8つの御法度」というのがあるそうです。アメリカのビジネスの専門家か誰かが言っていることで、ひとつの考え方として捉えれば良いと思いますが、ちょっと意外なところもあったので上げてみます。

 

1)働き過ぎる事(いつも急いでいる印象で、時間のやりくりが下手に思われる)

2)メールで愛情マークを使う(ハートなどのマークだと思います)

3)食べ物の差し入れをする(母親的に世話を焼いてくれる人と認識されてしまう)

4)職場に子供を連れてくる

5)席を飾り過ぎる(家族の写真や趣味のものなどの飾り付け)

6)人事部に相談する

7)複数の仕事を同時にこなす(結局効率を下げるから)

8)人気者になること(個人情報が伝わりやすい)

 

以上の8つなのですが、意外なのが5の「席を飾り過ぎる」というもの。映画などで見るアメリカのオフェスはパーテーションで仕切られていて、個人のスペースを好きなように使っている印象があるし、家族の写真などを飾り付けるのが当たり前というか、むしろそれこそアメリカ的と思っていたけど、それはダメだということ。

それから、1の「働き過ぎる」というのも面白い。これはどんなニュアンスなのか。日本人でもいつも忙しいって自慢げに言ってる人がいるけど、ちょっと鬱陶しい。確かに本人は忙しいんだろうけど、忙しいアピールもしょっちゅうだとね。アメリカの場合がそうかどうかはわからいけど、もっと時間をうまく使って余裕をもって働いている方が能力が高いと思われるのかもしれません。

 

そういえば、「内向型人間の時代 社会を変える静かな人の力」という本がアメリカでベストセラーだそうです。世界的にも売れているらしく、日本でも先日発売されました。

著者はアメリカの元弁護士で今は作家の女性。まだこの本を読んでいませんが、「本来アメリカ人の三分の一から半分は内向型で、外向型のように訓練されている」と言っているらしいです。なるほど、そういえばアメリカのいろいろな映画(特にウディ・アレンの映画)を見てても、余計な事ばかり言ってなかなか自分が言いたい事を言えなかったり、誤解を招く様な曖昧な事をしたりする人が出てきますね。そんなシーンを見るにつけ、日本人と変わらないじゃないと思ってました。こういう本がベストセラーになるという事は、アメリカ人の多くも内向的な自分がダメなんだと悩んでいたのかもしれませんね。

 

なにが良くて悪いのかはわかりませんが、少し時代が変わってきたということでしょうか。そんな大袈裟な事じゃないかもしれませんが、日本でも2013年の後半は内向型が静かなブームになって、もてはやされたりして。とりあえず、今度「内向型人間の時代 社会を変える静かな人の力」を読んでみるか。