カトウのブログ

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顔認証技術に驚いた

世の中そんな事になってるんだとびっくりする事ってよくあります。最近では、アメリカの新エネルギーの話なんて聞くと、いつの間にそんな事になっていたの?なんて思ったりします。

 

エネルギーの話ではないのですが、先日TVで顔認証という技術について放送されていて、やっぱり驚いてしましました。

 

 顔認証技術というのは、デジタル画像から人を自動的に認識するというもの。例えば、テーマパークやスタジアムなどに入場するときに顔をカメラに向けるだけで、事前に登録したデータと照らし合わせて、その人かどうかを認識するというのもらしいです。

 基本的にはセキュリティーで使用される事が多いそうですが、ビジネスの世界ではマーケティングにも使われるようになってきたとか。例えばすでにいくつかのデパートで活用されているらしいのですが、デパートの店内にカメラを設置して、客の年齢層や性別をデータ化しているとの事でした。

 

 そういう事実を聞くと、いろいろ役立って素晴らしいと思うと同時に、プライバシーという事を考えてしまうと思います。

 実際、顔認証のデータから、ネットで公開している名前や誕生日まで読み取ることも可能ということで、海外では心配する声も多いみたい。ネットに接続して瞬時にその人がどんな人かという個人情報を割り出されたらたまったものじゃないですもんね。

 最近は防犯カメラの活躍で犯人が捕まったなんて報道もよく聞きます。現在、全国に300万台以上の防犯カメラが設置されていて、それで犯人を割り出すのだそうです。でも、そんに町中に防犯カメラがあるのかと思うとゾッとしてしまいます。いつの間にか、恐ろしい監視社会になってしまったって感じです。

 

 顔認証については、先日の『クローズアップ現代』で放送されていたのですが、顔全体を解析してその人の特徴を浮かび上がらせる顔認証技術の的中率は99.7%。30年経って顔が変わっても認識できると言っていました。もちろん変装しても見破っちゃう。番組では、この技術を使って、震災にあい無くしてしまった写真を、持ち主がわからない写真六万枚の中から、その人のものと特定できる写真152枚を見つけだしていました。

 

 そういえば先日、西部劇の映画を見ていたら、簡単な似顔絵からお尋ね者を探し出しいました。半日も前に馬で出発した人に迷わず追いついたり、乗ってる馬の特徴で誰だかを特定したり、800メートル先の人を銃で撃つ事が出来たり。ま、映画の話なので実際はどうなのかはわかりませんが、当時の人の方が目や鼻や耳の能力に加えて勘も良かったの間違いなんじゃないかな。昔は当たり前だった能力が、テクノロジーの進歩でどうなるのかはだいたいわかるような気がします。