カトウのブログ

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アイコンの大切さ

フェイスブックやツイッターやLINEなどに設定するアイコン。ネットを見ていたら、どんなアイコンにしているかで、どんな人かを分析というか推測しているようなサイトがありました。(ちなみにアイコンとはwikipediaによると、「物事を簡単な絵柄で記号化して表現するもの」のことだそうです。)ちょっとしたお遊び程度かもしれませんので、それが本当に正しいかどうかはわかりませんが、なるほどそういう傾向はあるかもなしれないと思えるものもありました。

 

例えば「アイコンはこうありたいという内面を反映している」ものなので「かわいいアイコン」はかわいくありたいという人。「美しいアイコン」なら美しくありたいという人の現れだとか。また「無機質なアイコンはやばい」(なんとなく雰囲気でだと思うけど)とか「植物のアイコン」はポジティブな人とか「自画像」は行動的とか。なるほどなと思えるものもあればちょっと?と思うものも。でも言えるのはアイコンを使う機会って急激に増えてるということ確かなのかもしれません。

 

 「SNSのアイコンは大事です」と『デザインセンスを身につける』(ウジトモコ・ソフトバンク新書)を読んでいたら書いてありました。それは、アイコンを見て誰だかすぐわかることが大事だということ。例えば、猫だとか犬だとかのアイコンだと、すぐに誰だかは判断できず、ストレスになる。優れたデザインのアイコンにする必要はありませんが、SNS上での発言内容とアイコンがきちんと「ズレずにデザインされている」ことが大切であるということでした。

 

 そういえば、ぼくの周りも動物アイコンがやけに多い。それにイラスト。親しみやすいし、犬好き、猫好きならそうしたいだろうし、イラストで気に入ったものがあればそれを使いたくなるもの。わりと自然な選択だと思います。でも、アイコンをそこまで大事なものとして選択していないのも確かかもしれません。気に入った絵柄があるとたびたび変更を繰り返すなんてこともよくあるでしょう。ただ、すぐに認識してもらうという点ではいいことではない。良く知っている人なのにアイコンを変えたおかげでしばらく気づかなかったなんてことありますもんね。

 

さらに、この本ではシンプルとデザインについてなるほどと思う事が書かれていました。『個性を強調するために「飾りつける」のではなく、むしろ、飾っていないのにもかかわらず「らしさ」が出てくるような営みがデザイン』であると。また「シンプル」とは『意味あることのみで構成されていること』で「装飾で飾りたてても、コンセプトに沿って整理されていないものは、デザインとは呼べない」とも。

個人においても、仕事においても広い意味でデザインについてもっと追求しなければ!